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ダイエットで睡眠時無呼吸症候群を克服!8年越しのシーパップ卒業体験記

ダイエット

皆さんこんにちは。haretoma JOURNALの晴れとまとです。
今回は、私が「睡眠時無呼吸症候群」をダイエットで克服した体験をお話しします。

睡眠時無呼吸症候群とは?

「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という言葉は、今では広く知られるようになりました。
有名になったのはおそらく20年ほど前でしょうか。
いびきや日中の強い眠気、集中力の低下などが主な症状で、放置すると高血圧や心疾患のリスクを高める怖い病気です。

👉 参考:日本睡眠時無呼吸症候群協会|日本国内でのSASの認知と対策

「眠いのは睡眠時間が短いせい」と思い込んでいた頃

私は昔からいびきが大きい方で、「もしかしたら自分もそうかも」と思ったことはありました。
車の運転中に急に眠くなることもあり、ヒヤッとした経験もあります。
でもそのたびに「食後だから仕方ない」「最近疲れてるから」と自分に言い訳していました。

もともと睡眠時間が短いタイプで、朝のだるさも「寝不足だから」と思い込んでいました。
今振り返ると、睡眠時無呼吸症候群+ショートスリープなんて、まさに“自殺行為”ですね(笑)

家族の一言がきっかけに

ある日、家族から「寝てるとき、呼吸が止まってるよ」と言われました。
最初は「まさか」と思いましたが、強く勧められて病院に行くことに。

医師から「一度、泊まりで検査してみましょう」と言われ、検査を受けることになりました。
心拍や呼吸の状態を測るため、体中に機械を装着し、まるでロボットの実験台。
「こんな状態で寝られるのか?」と思っていましたが、寝不足続きの私は案外すぐに眠りに落ちました。

診断は「重度の睡眠時無呼吸症候群」

後日、検査結果を聞きに行くと——
「重度の睡眠時無呼吸症候群です」との診断。

私の無呼吸低呼吸指数(AHI)は40以上/時
つまり、1時間に40回以上も呼吸が止まっていたことになります。
まさかそこまでとは思っていなかったので、本当にショックでした。

睡眠時無呼吸症候群の重症度は以下のように分類されます:

分類 AHI(回/時) 治療方針
正常 5未満 治療不要
軽症 5〜15未満 生活習慣の改善
中等症 15〜30未満 必要に応じてCPAP療法を検討
重症 30以上 CPAP療法の対象(保険適用)

※AHIが20を超えると治療が必要とされ、30以上でシーパップ(CPAP)療法の対象になります。

そしてその日から、あの有名な「シーパップ(CPAP)」との生活が始まりました。

シーパップとの生活

自宅ではまだいいのですが、旅行先や実家への帰省時にも持参しなければなりません。
装着して寝る姿が恥ずかしく、結露で鼻に水滴が入って飛び起きることもありました(笑)

ただ、花粉症の季節には意外なメリットもありました。
フィルターを通すことで花粉をある程度カットしてくれるようで、鼻水で起きることは減りました。
それでも——荷物は増えるし、定期的な診察や費用もかかる。
正直、「シーパップ生活に良いことは少ない」というのが本音でした。

睡眠時無呼吸症候群には2つのタイプがある

医師から教わったのは、次の2つのタイプです。

  • 骨格(顎や喉の構造)によるもの
  • 肥満によるもの

つまり、痩せている人でも発症することがあります。これは意外と知られていない事実ですよね。
私の場合、体重が減るといびきや眠気も軽くなっていたので、
「痩せれば卒業できるかもしれませんね」と言われました。
それから「痩せよう」と思って……思って……気づけば8年が経っていました(笑)

そして、ようやく本気のダイエットへ

昨年の健康診断の結果があまり良くなく、「このままではいけない」と一念発起。
本格的にダイエットを始めました。

以前の記事でも書きましたが、月に約2kgずつ減らし、10か月で−20kgを達成。
すると家族から「最近いびきかいてないよ」と言われました。

医師に相談すると「では簡易検査をしてみましょう」とのことに。
検査の2日前からシーパップを外して寝る必要があり、最初の夜は少し不安でした。
眠気を感じながらも、測定当日は6時間半睡眠を取りました(皆さんは7時間以上寝てくださいね)。

検査結果と、ついに訪れた「卒業」の瞬間

後日、結果を聞きに行くと——
「無呼吸低呼吸指数(AHI)は1.4/時です」と言われました。
以前の40以上から、ほぼ正常範囲へ。
医師からも「ここまで改善した人は初めて見ました。これなら卒業ですね」と言われ、とても安心しました。

無理せず続ければ、必ず変われる

もともと「シーパップ卒業」を目標にダイエットを始めたわけではありません。
でも、結果として“眠れる体”を取り戻せたことが本当に嬉しかったです。

毎日の小さな積み重ねが、大きな変化につながる。
この経験を通して、改めてそれを実感しました。

同じ悩みを抱えるあなたへ

この文章を読んでくださっている方の中には、
もしかすると私と同じように睡眠時無呼吸症候群で悩んでいる方もいるかもしれません。

焦らず、少しずつで構いません。
生活習慣を見直して、ダイエットを始めてみてください。
もしかすると、あなたも「卒業」できる日が来るかもしれません。

この記事が、そんな方々に少しでも希望を届けられたら嬉しいです。

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