皆さんこんにちは。haretoma JOURNALの晴れとまとです。
今回は、第二次世界大戦中に生きた少女、アンネ・フランク の言葉をご紹介します。SNSが発達した現代ではいい言葉も悪い言葉も頻繁に目にするようになりました。心無い言葉に深く傷つき、人を信じることができなくなる時もあります。そんな現代を生きる皆さんにお伝えしたい言葉です。
「どんなに苦しいときでも、心の中に太陽を持ち続けなさい。」
闇の中で“太陽”を持ち続けた少女
アンネ・フランクは13歳のとき、ナチスの迫害から逃れるため、アムステルダムの隠れ家で2年以上の生活を余儀なくされました。
外の世界を知らず、自由を奪われた日々の中で、彼女は日記に「いつか再び太陽の下を歩ける日が来る」と書いています。
それでも彼女は、絶望の中で“太陽”を失いませんでした。
「心の中の太陽」とは、希望・信頼・そして人間を信じる気持ちそのもの。
「すべてがどんなにひどく見えても、私はなお、人間の心の奥底には善があると信じているの。」
善を感じた理由
隠れ家での生活は、恐怖と不安に満ちていました。
しかしその中でもアンネは、周囲の人々の“善意”を感じていたようです。
例えば、彼女たちを匿ってくれた人たちは、自分たちの命の危険を冒してまでユダヤ人家族を守りました。
その勇気や優しさに、アンネは「人間の心にはまだ善が残っている」と感じたのです。
彼女は直接、外の世界の“悪”ばかりを見たわけではなく、
身近な人々の中にある小さな“善”に救われていた のだと思います。
太陽を持ち続けたその先に
アンネは「心の太陽を持つこと」で、自分自身の心を守り続けました。
恐怖に飲み込まれないように、憎しみではなく希望を選び続けるために、太陽を灯し続けたのです。
その太陽があったからこそ、彼女は未来を夢見て日記を書き続けることができました。
「夢をあきらめないで。あなたが信じる限り、希望は消えない。」
アンネにとって、“心の太陽”は生きる力そのものでした。
それがあったから、暗闇の中でも人間への信頼を失わずにいられたのだと思います。
私たちが学べること
アンネの言葉は、時代を超えて私たちに語りかけています。
つらい現実に直面したとき、怒りや諦めではなく、「それでも信じたい」 という小さな光を心に持てるかどうか。
その光があるだけで、行動や言葉が少し優しくなり、周りの人にも温かさが伝わります。
まとめ
「心の中に太陽を持ち続ける」――それは現実逃避ではなく、人を信じる強さ の象徴です。
アンネ・フランクが最後まで希望を語り続けたのは、世界のどこかで誰かが善意を持ち、助けようとしていることを知っていたから。
彼女の太陽は、もう彼女一人のものではありません。
今を生きる私たちの中にも、その光は受け継がれています。


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